ドイツ移住の魅力

ドイツ移住約10年。移住の経緯や外国で働くこと、仕事探しについて

外国人面接官(非日系企業)との英語面接

ドイツ転職活動期間における外国人面接官との面接について。(英語またはドイツ語)

 

外国での外国人との英語面接とは?

日本での外国人との英語面接との違いについて。

 

日本に居住する外国人は、日本人と日本文化に慣れているのでお互いの理解が比較的スムーズ。

 

上記以外の外国人は、日本語なまりの英語にも日本人や日本文化にも不慣れなのでそこは念頭においてください。(日系企業経験者を除く)

 

初めての英語面接は本当に緊張して失敗しましたが、今となっては日本の面接より気分はずっと楽です。ちなみに私の職種はバックオフィス財務系です。

 

こちらの面接はほとんどラフです。かしこまって固い感じで行われる面接はほぼありません。面接官がスーツ着ていてもパーカー姿(さすがにオンラインでしたが)であっても面接の雰囲気はどこかリラックスし、かしこまることや礼儀正しさではなく人柄と能力について考察されます。”お互いを知り合うきっかけ”に重点が絞られます。

 

圧迫面接もありません。ヨーロッパt特にドイツは比較的ワークライフバランスを重視するのでワーカホリックな人は稀で、一生懸命自分の身を削ってまで働きたい、という人はまずいません。こうした背景から面接で圧迫的な質問をするような会社はそもそも応募者から断られるので、面接の質問内容はあくまで実務的なものになります。

 

面接であまり緊張し、固くなってしまうと日本とは逆にマイナスのイメージ(堅実すぎて一緒に働きずらいという印象)になる可能性もあるので、少し気を楽にしたら良いと思います。

 

それぞれ重視される人格面

日本:礼儀正しさ、真摯さ、真面目さ、従順さ

ドイツその他:チームへの順応、オープン性(よく話すほうがポジティブにとられることが多い)

 

実際の経験で、最終面接でとても良い評価だったにも関わらず後日電話にて

「あなたは静かすぎるからうちの社風に合わない

との一言で不採用になったことがあります。(私の席まで案内してたのは何だったんだ。)

 

かといって自分の人格は変えられないし、変える必要もないのでこの辺りは面接の自己アピールでカバーしています。(一見静かに見られますが一方でこの点を生かしてxxxが可能です、など。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外国人と交際してみて

日本人をパートナーに持つ国際カップルでよく耳にする問題について。

 

話し合いを嫌がる、拒む。

そもそも話さない。

 

外国の文化や海外移住に興味のあった私もしっかり当てはまっています。

 

彼氏や彼女と話し合い? それなりに話し合いしてきましたが、日本人の思う話し合い外国人の思う話し合いは大きな違いがあるようです。

 

ドイツでもメキシコでも、大抵どの国もパートナー同士でどう思っているかの話し合いの場が持たれるのは普通のようです。

 

日本人パートナーと離婚したドイツ人女性は、元旦那さんが全く話してくれない、と嘆いていたそうです。口をきかない、という意味ではなく二人で納得いくまで話し合う機会が少なかったという意味です。

 

私も当初 ‘’話し合い‘’ に戸惑いましたが、どうして話し合うのか経験していくうちにお勧めしたい手段の一つになりました。

 

もちろんただただ話せばいいのではなく、重要なのは「相手に自分の気持ちを理解してもらう」ことです。

 

話し合いが必要ということはどちらかまたは両方が納得いかないことが生じているのです。

それゆえ怒りが生じ喧嘩につながるのではないでしょうか。

 

話し合いの際のお勧めポイントについて

  • 全ての怒りには必ず原因があることを伝える
  • 相手を責めない。まず自分の非も認めたうえで相手の非について控えめに指摘
  • 相手の行動で自分がどう感じるか具体的(つらい、悲しい、寂しいなど)に伝える
  • その具体的な負の感情(つらい、悲しい、寂しい感情)を避けるためにその行動を避けてほしいと伝える

 

私の場合、メキシコ人パートナーが当時一人暮らししていたアパートの鍵を、彼女の私ではなく別の女友達が保管していることに憤りを感じ、何度も話し合いました。

 

補足:ドイツではよくある話でアパートの鍵は緊急時に備えて友人や隣人に預ける習慣があります。

 

彼は「付き合う前の話だし、彼女は友達で何でもないんだからわざわざ彼女から鍵を返してもらう必要はない」の一点張り。「君は異常なやきもちやきなだけだ」と。

 

この件で何度揉めて別れたことか・・・

 

ドイツ人だけでなく他国の友達にも意見聞いてみましたがこの彼の行動にはありえないと憤慨する人が多かったです。

 

そんなの特に気にならない、という人もいると思いますが、私は納得がいかなかった。さらに家の鍵を彼女である私に預けろ、というのも屈辱的でプライドが許さない。

 

そこで何度も話し合いの場を設けて粘り強く説いたのがこの方法です。

 

  • あなたは私のことを異常なやきもちやき、怒りすぎっていうけど人にとって不愉快な点は人それぞれ。すべての怒りには必ず理由がある。もし私が理由なしに怒ってるなら確かに異常だ。でもそうじゃないんだから理由と私がどう感じるかを真面目に考えて。
  • あなたにとって彼女である私の気持ちは重要なのかどうか。(→ここでどうでもいい、というような相手であれば今後の付き合いは肯定的に考えないほうがいいでしょう。)重要ならば私が感じる不愉快やネガティブな感情をなるべく避けるようにしてほしい。マイナスな感情を持ちたい人なんてどこにもいない。
  • もし私が同じことをしてあなたはどう思うのか。(大抵論点そらして俺なら気にしない、と言ってきますがそこはしっかり話しずらすな、と焦点からずれないようにしましょう。)これ、かなり効果てきめんです。されたらやなことはしないように。子どもを諭すようにゆっくり理解してもらいましょう。

 

日本人との関係の中では遭遇することのなかった自分の気持ちの表現。

なかなか当初戸惑いましたが、日本人同士でも何人であっても相手は他人。

同じ言葉同士でも意思疎通しあうのは難しいものです。

 

だからこそ少しずつ理解しあえるための努力相手が理解できるよう伝えること)が大切なのではないでしょうか。

 

彼氏や旦那さんが家事手伝ってくれなくてイラっときたり、部屋が汚いのも気にしないで自分の趣味に没頭しててイラっとしたとき、感情のまま怒り散らした後ただ無視してませんか?

 

何かの縁で一緒になれたのであり、またなんだかんだ相手を思う気持ちはお互い簡単に捨てきれないはず。

だから思い切って自分がどう感じるか、何をしてほしくないか相手にわかるように自分たちなりに工夫して伝えてみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

ルールは守るものではない、破るためのもの

メキシコ人に聞いてみた、なんでルールが通用しない、存在しないの?

 

それはスペイン征服時代からの歴史に遡る、とのこと。

 

スペイン側から一方的に押し付けられたたくさんの不利な法律を守るわけにはいかなかった。

そもそも守れる法律でもなかった。

 

この背景が未だに残ってるんじゃないかと。

 

。。。。。。。。もう独立してますよね?

 

かといってその理論はほかの国では通用しないよ。

実際ルール存在しない/まもられない国とルールのまもられる国住んでみてどっちがいいと思う?と聞いてみたら

 

「ルールの尊重される国。」

 

ですよね。。。。じゃあ我々も住んでいる国のおきてに従おう。

 

ということになりました。

異なる文化背景のパートナーや友人がルールを無視しようとした際はこうした問答で理解が得られますように。

メキシコ人とは?(主にドイツに住むメキシコ人について)

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メキシコ人ってどんな感じ?

 

<メキシコ人一般>

  • 明るい、ノリがいい
  • 面白い
  • 踊る、音楽好き
  • いいかげん
  • めさめさポジティブ
  • 常に辛い物を食べている
  • 感情の起伏が激しい(これはスペイン人も)
  • 家族第一(スペイン、イタリアもそうですが、南米諸国も当てはまります)
  • ゆえに家族が多い

 

というイメージでしょうか?日本人から見れば大体当たっています。

といっても私が知っているメキシコ人はメキシコにいるメキシカンではなくドイツに移住したメキシカンなので多少違うところはあるかもしれません。

 

外国に住む日本人が日本に住む日本人とどこか違う、といえば想像しやすいでしょうか。

 

ドイツに住むイタリア人、スペイン人も典型的なイメージと離れたところがあります。(これについてはまた。)外国に住む外国人はその国の文化に順応していかざるを得ない、または母国の文化が合わない故に移住しているケースがあるのでそう考えると想像しやすいでしょうか。

 

これらの点について少しずつ私の体験、聞いたことをシェアしていければと思います。

 

メキシコ人と家族

家族について。

 

これは日本やドイツ人から見ると驚きの感覚です。

 

30過ぎの成人男性でも毎日お母さんと連絡とるのは当たり前。電話またはチャット。

私のパートナーも私と別れていた間のコロナロックダウン中は毎日家族と電話していたそうです。

 

毎日??何を話すの???

 

⇒大抵お母さんが永遠に親せきや自分の身の回りのことを話している。

⇒オンラインゲーム(と言ってもカードゲームとか単語ゲーム)を家族で楽しむ

⇒お母さんからメキシコ料理のレシピを学んでいた(ドイツはロックダウンでレストランが閉鎖中だった。)

 

これはメキシコだけでなくスペイン、イタリア、南米諸国も同じ文化のようです。

コロンビア出身女性同僚(30歳)も毎晩仕事帰りにお母さんに電話するそうです。(ドイツの仕事終わり夕方は南米の朝です。)

 

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